大阪府カウンセリングルーム 陽だまり工房・あいむの「こころの絵にっき」

日々 感じることを絵とことばで綴る「こころの絵にっき」

空へ…

沖末めぐみの「こころの絵にっき」


母をおくった
その締めくくりとして

葬儀のときに
私が感じたことを
ここに記しておきたいと思います。


母の葬儀を行った
葬儀社では
故人のメモリアルDVDというのを
作成して下さいます。

まず
私と姉とで
母の写真を選び
それを
葬儀社の方に お預けしました。

その私たちの選んだ写真を
葬儀社の方が
組み合わせ編集し
BGMも入れ
ステキなメモリアルDVDを
作って下さいました。

出来上がったDVDは
告別式の前に
参列者の方に向けて
流されました。


雰囲気を少し


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私と母と姉

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母と兄と私



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大好きだったコーラスをしている母



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長男のお宮参り



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次男の入浴シーン



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末っ子の食事シーン



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次男、長男、末っ子、亡夫
そして、亡父と母です。



他にも たくさんの思い出が
映像となって流れる中

BGMで
何度も 何度も
繰り返される
フレーズがありました。

君は幸せだったのかな…?

君は幸せだったのかな…?

君は幸せだったのかな…?


その時

やっと

私は気づきました。

私が母に何を求めていたのか
ということに…。


私は他人の為に生きる
素晴らしい母を
求めていたのではなかったのです。

只、私は

母に

あなた達と一緒に居られて
私は幸せだった…と

そう言って欲しかった。

私が母と居て幸せなように

私たちと一緒に居る
そのことに
母自身に
幸せを感じて欲しかったのです。

そう気づいた途端

それまで
ほとんど流れることのなかった涙が
溢れ出しました。


君は幸せだったのかな…?


私がいるのに
なぜ死にたいなんて言うの?

私は、そのことが
たまらなく悲しかったのです。
寂しかったのです。


君は幸せだったのかな…?


そして

その答えもまた
その時に見つけました。


写真には
いっぱいの母の笑顔が
写っていました。

たくさんの母の笑顔が
ありました。

母は幸せそうに
笑っていたのです。

どの写真の母も
イキイキと
生きていました。


父と母

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母は幸せだったのだと思います。

母には
自覚は なかったかもしれない…。

けれど
母は幸せだったのだと
私には そう思えました。


幸せが いっぱい

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その後

お骨になった母

その時の空は
とっても青く晴れ渡っていて


空へ…

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体の痛み
こころの痛みから
解放され
自由に翔び立つ母の姿

そんなイメージが浮かびました。



葬儀のときに
やっと分かった私の望み

そして
それに対する答えも
見つけられたように思います。


それは

生きているからこそ
抱えなければならない重い呪縛

そんな重い鎧を脱ぎすてて

やっと自由になった母からの
本当の母からの
こころからのメッセージ
だったのではないか

私は…そう信じます。


お母ちゃん、ありがとう…。


クローバー Megumi.O クローバー