大阪府カウンセリングルーム 陽だまり工房・あいむの「こころの絵にっき」

日々 感じることを絵とことばで綴る「こころの絵にっき」

【広島へ③】いめ物語4「小さな息吹」

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陽だまり工房・あいむ

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街角カウンセラー

沖末めぐみのこころの絵にっき🍀

 

 

こんにちは😊

 

私のイメージの中の物語、第4段❣️

イメージ物語

夢(いめ)物語

 

前回、前々回から引き続き【広島へ③】

ということにもなります😊

 

宜しければお付き合い下さいませネ🍀

 

 

       🍀🍀🍀🍀🍀

 

 

先日、広島、原爆ドーム原爆資料館に行き

その後、眠れなくなった。

 

眠れない夜を繰り返す中で見たイメージ。

胸の辺りで膨らんだエアバック。

それが何なのかを見て行きたい。

 

ということでセッション開始。

 

まずは、胸の辺りにエアバックを感じる。

 

しばらくすると

目の前に胸の辺りの高さまでの断層が見えた。

断層の横幅には終わりが見えない。


断層は、上の方は白っぽく

下に行くほど茶色が濃くなる。

そして一番下の方は赤黒い。

まるでマグマのような感じ。

 

 

心層

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断層の下の方

マグマのところまで降りて行くと視界が開けた。


開けた視界に凄惨な景色が広がる。

 

赤黒いうめき

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真っ赤な地面を覆い尽くす、屍の黒い影。

突き出た手足が苦悶の様相を浮かべている。

 

「ごぉ」とも「おぅ」とも聞こえるような

地鳴りのような音?声?が

視界に入る世界全体を包み込んでいる。


オレンジ色の光が地平線を照らす。

美しいというより毒々しく鮮やかな色合い。


赤い空と黒い雲。

赤黒い空がどんよりと垂れ下がっている。

 

私は言葉をなくし、ただ涙が出た…。


しばらくして

私が やっと発した言葉は

「何もできない…」だった。


何かが出来るとは もちろん思っていない。

こんな圧倒的な絶望

誰にも どうすることもできない。

できるはずもない。


でも、そんな言葉が口をついて出るほど

私は虚しく悲しい気持ちになっていた。


「何でこんなことが出来るんやろう…」

悔しい気持ちになった。


加害者に怒りを感じているのか?とも思ったが

そうではないのだ。

こんなことをしてしまう「人」というもの

それ自体が

私には腹立たしくて悲しく思えた…。


同じ「人」である自分自身に

虚しさを感じた…。


良くも悪くも「人」というのは

そういう生き物で

その事実は変わらないだろう…。


「人」の目で見て取れる世界は

あまりにも狭くて浅い。

世界の全体を見ることなど決して出来ない。


だから知らず知らずに

間違えることは多々あるのだろうと思う。


突然、思いもかけず被害者になることもあれば

そんなつもりはなくても

加害者になることだってあるのだ…きっと。


私は、そんな「人」である自分自身を

とても虚しく悲しく感じたのだ。


もちろん、そんなことを思ったところで

どうすることもできない…。


カウンセラーさんに今の状態を訊かれる。


私は、エアバックがあった辺りに、下向きに

原爆が突き刺さっているように感じた。


胸の前に抱えるほどの大きさの原爆。


「それをどうしたい?」

さらにカウンセラーさんからの質問。


私は「これは無くしたくない」

「持っていたい」と答えた。


胸の前にあった原爆が

手のひらに収まるくらいのサイズになり

胸の内側にペンダントのように

ぶら下がったような気がした。


これなら、ずっと持っていられる。


私は「私だって加害者になってしまうこともあるかもしれない。だから、これは忘れてはいけないと思う。ずっと忘れずに持っていないといけないと思う。」と、そう言った。


目の前の景色が風化したように変わった。

屍の山が砂山になる。

地平線に、小さいけれど自然の光が戻った。

 

 

小さな息吹

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胸の辺りのモヤモヤが

キレイに晴れたわけではないけれど

でも私は、何だか地に足がついたような

落ち着いた気分になった。


最後にカウンセラーさんに

何かしてほしいことを問われた。

 

私は何も必要ないと答えた。

今は「このままでいい」と そう思ったからだ。

 

 

       🍀🍀🍀🍀🍀

 

 

以上がセッションの時の様子です😊

 

でも実は、この日の夜は まだ

睡眠は改善されなかったのです。

 

そして次の日、私は絵を描きました。

追体験するように

とてもとても集中して絵を描きました。

 

そうすることで

やっと気持ちが落ち着いたようで

その日の夜からは、ぐっすり眠れております。

 

もちろん、ここに綴ったのは

私の心の中のお話です。

 

リアル「広島」や「原爆」を

語ったわけではないのです。

 

一度 行ったくらいで

語り尽くせるようなことではないと

そう思います。

 

たった一度の体験。

それでも

私は心にこれほどのダメージを受けた…

それがお伝え出来ていれば幸いです🍀

 

最後に

この度のことを振り返って描いた一枚を

載せさせていただきます。

 

 

ただ忘れない…

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長ぁいブログにお付き合いいただき

本当にありがとうございました✨

 

 

それでは、また😊

 

 

🍀 Megumi. O 🍀