大阪府カウンセリングルーム 陽だまり工房・あいむの「こころの絵にっき」

日々 感じることを絵とことばで綴る「こころの絵にっき」

見ざる言わざる聞かざる

いつ見てもニコニコしているネ

昔から、そして 今も私は 人から よく そう言われます。

けれど学生時代の私の中には、全く違う顔をした私もいました。

皆んなが楽しそうに笑っていて、私も その中にいて楽しそうに笑っているのに、私の中の私が それを傍観している。

何が そんなに楽しいのだろう…。

自分自身に自分がついて行けない。

そんな感じでいました。

もしかしたら、私の視点は 周りの友人のものとは少し違っていたのかもしれません。

高校受験を控え、皆んなが何処の高校に行こうか、行けるのかと悩んでいる時。

私は「どうして高校に行かなければならないのか」「何の為に勉強をしなければならないのか」そんなことを考えていました。

けれど 私と同じように、そんなことを考えている子は 当時の私の周りには見当たらなかった。

私にとっては大切なことなのに、誰も疑問に思わないのだろうか?

そこを考えずに 何故 先に進もうと思えるのだろう?

何だか私は宇宙人の中に紛れ込んでしまったような違和感を感じ続けていました。

現実が遠くて、皆んなが何を話しているのか、それを受けて私が何を話しているのか、それさえ分からない。

私の目は見えているのに、何も見ていない。

私の耳は聞こえているのに、何も聞いていない。

私の口は言葉を発するのに、何も伝えていない。

そんな感じでした。

決して人前に出すことのなかった そんな当時の私を…私の中に眠らせていた幼い頃の私を ここに描き留めておきたいと思います。

見ざる聞かざる言わざる

当時の私を振り返って、今の私が思うこと。

あらゆるものを閉鎖して、私は、不器用なくらい真面目に一生懸命に生きようとする自分自身を守っていたんだなぁと思います。

よく頑張ったネ

幼かった私に言ってあげたいです。